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昔々、あるところに一人のお姉さんが住んでいました

「散らかってるけど」と言われてお邪魔したその部屋には生活感が残っていました。
テーブルの上には開いたままのファッション誌。
CDもテーブルに出しっ放し。
椅子の背もたれにはジャケットが掛けられていて、その椅子も引いて斜めになったままでした。

いかにも”そのまま”な部屋でしたが、けっして散らかっている印象はありません。
開いたままの雑誌も、出しっ放しのCDも意図して置かれているようで。
ジャケットの掛かった椅子も画になっていました。
彼女の何気ない生活感はそれだけでセンスがあったのです。

「あ、これ話題になってましたよね。どうでした?」とCDの話を振ると彼女は「良かったよ、ただ個人的にはね。」と。
作品そのものの良さを語りつつ、それがいかに良くても自分の好みでなければ好みではないと言える感性。
この人のセンスと自分のセンスはかけ離れているんだろうなと実感しました。
そして、こう言う人になりたいと憧れたものです。

十数年経っても近付いている感じはしませんけどね。
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